ホテルアストンプラザ姫路

スタッフブログ

姫路の赤壁(レッドクリフ?)

スタッフブログ|2019.06.29 UP


今週は、姫路の赤壁こと『小赤壁』の紹介です。瀬戸内海の海岸沿いを高さ50m,長さ900m(緑の十景の説明文では800mとなっています)にも及ぶ絶壁(何と江戸時代に頼山陽が名付けたそうです)が続いています。ここは景勝地として、桜の名所であり姫路市「緑の十景」にも選ばれています。(私も今回初めて知りました)

以下は、立て看板の文言です。

 

小赤壁

『八家川河口の東から福泊にかけての海岸は、市内唯一の岩石海岸であり長さ900mの海食崖が連なる。これより東に木庭山・灯籠地山と続き、その南側が瀬戸内海に面して奇石巨岩を至る所にあらわし、絶景の自然美をもつ景勝地になっているのである。

小赤壁の名称は、頼山陽が武漢の南、中国揚子江中流にある赤壁に思いを馳せて名付けたということである。

姫路藩家老河合寸翁が創立した仁寿校に招かれていた頼山陽は、文政8年(1825)10月15日生徒らとともに此の地を訪れ、蘇東坡の赤壁の遊びにならった。船上で漢詩を詠じ、特に赤壁の賦を詠じた、呉の周郎が魏の曹操の大軍を破った赤壁の戦いを思い起こしたということである。』

 

平成13年7月 姫路市教育委員会

子ども用説明文 小赤壁

『いまから約7000万年前に、岐阜県から山口県にかけて大きな火山活動が何回も繰り返しておこり、吹き出した火山灰が積もってできたのが小赤壁なんだよ。高さ約50mの崖が東西900m程続いている岩と石の海岸なんだ。

小赤壁という名をつけたのは、1780(享保15)年に大阪で生まれた頼山陽という先生が、ここの風景が中国にある「赤壁」という名勝地に似ているところから、小赤壁と名付けたらしいよ。

また、砂地や岩のすき間などには、ハマと名のつく約十種類の珍しい海浜植物のほかに、道端や草むらに生育する植物も育って、四季それぞれに美しい花を咲かせるから皆でよく観察してね。

小赤壁は、岩石や植物の勉強をする絶好の場所で、約1億5000万年前の岩など、自然がいっぱいのこっているよ。』

平成15年7月 八木地区連合自治会

(文)灘中学校トライやる・ウィーク

緑の十景 小赤壁・磯周辺

(姫路市制施行90周年を記念し昭和54年4月1日制定)

『小赤壁は木場港から長さ800mにわたって山崖が海へ張り出し白波がうち砕ける景観が中国の揚子江の赤壁に似ているので小赤壁といわれています。

近くの磯の住吉神社周辺にはウバメガシ・クロガネモチ・ノジギクなどが自生し木庭山は桜の名所ともなっています。

このかけがえのない緑豊かな自然を市民の財産として後世に継承するために大切に守っていきましょう。』

姫路市

 

 

木庭山上の小赤壁公園駐車場の上には展望台があり、瀬戸内海の風景が広がっており姫路の工場地帯が見えます。展望台からの道は夏草が生い茂り通行が非常に困難な状態になっていて、過去にはこの頂上から海岸線(小赤壁)に直接降りていく事ができたそうなのですが、現在は落石の心配(地元の人-談)から民家方面に降りて行き、その後海岸線に向かわなければならないので注意が必要です。(階段の昇り降りは健康に良いかも知れませんが---)

また、展望台から西に行くと木庭神社があり、失礼ながら石灯籠と狛犬に守られた思った以上に立派な神社でした。

小赤壁1神社

 

展望台の東方向には福泊の「八家地蔵」があります。遊魚センターの駐車場の海側で、桟橋では釣り人が糸を垂れて楽しんでいます。

防波堤のすぐ内側の地蔵堂は木庭神社同様こちらも思った以上に立派で、古い大きな地蔵が祀られています。

 

八家地蔵

 

以上の様に、姫路城以外にも景観に優れた場所が色々ある当姫路市に是非ともお越し下さいませ。

 

 

それでは、本日はこれにて失礼いたします。


当ホームページからの予約が最もお得です当ホームページからの予約が最もお得です